利下の進展にも関わらず、トップ中央銀行家たちからは利上げの方向性について明確なガイダンスを求める投資家たちは、火曜日にそれほど具体的なコミットメントを得られなかった。
ポルトガルでのイベントで、連邦準備制度理事会(Fed)議長のジェローム・パウエルと欧州中央銀行(ECB)総裁のクリスティーヌ・ラガルドは、金利に関する決定を行う前に入手したデータを注視することに満足していると述べた。
パウエルは、米国がインフレ率を2%に戻すのにかなりの進展を遂げたとしつつも、利下げの前にはより自信を持ちたいと語った。
「私たちは、見ている水準が基本的なインフレに実際に何が起こっているかの真の指標であることを理解したい。私たちはより自信を持ちたいし、正直言って、米国経済は強い...私たちは時間をかけることができる」と述べた。
先週発表されたデータによると、Fedの好まれるインフレ率指標は5月に6ヶ月で最も緩やかに上昇し、物価はわずか0.1%上昇した。一方、消費者物価指数(CPI)は5月に伸びず、これによりインフレ率は3.3%に低下した。
インフレがゆっくりと目標に向かっている中、投資家はFedが9月に金利を引き下げる可能性が高いと考えている。
パウエルは、「Fedのインフレと失業に関するリスクはバランスを取り戻してきたが、9月の利下げの可能性についてはコメントを控えた。
「具体的な日程には言及しない」と述べた。
同様に、ラガルドは「ディスインフレーションの道筋は非常に進んでいるが、将来についての不確実性と疑問がある」と述べた。
ECBは先月、5年ぶりに金利を引き下げたが、今後数か月の方針について前向きなガイダンスを示さなかった。
通貨圏でのインフレは目標に近づいているものの、持続的な価格圧力の兆候がまだ見られる。今朝の発表では、ユーロ圏のインフレ率が2.5%に低下し、サービスインフレは4.1%を維持した。
「2024年までの終わりまで、依然として道は険しいと考えています」とラガルドは述べた。
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By CityAM
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